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VODってどんなもの? 現在のVODサービスを徹底解説

VODって何?

VOD(ブイオーディ、ビデオ・オン・デマンド)とは、いつでも見たい時にいろいろなコンテンツを視聴することができるサービスのこと。
つまり、パソコンやスマホなどインターネットが繋がっている機器で、映画やドラマ、アニメ、バラエティなどの作品を、好きなタイミングで視聴することができる動画配信サービスです。

テレビ放送などは決まった時間に決まったコンテンツを流していますが、VODでは、視聴者が見たい作品をクリックすると、その場で動画再生が始まります。
言うなれば、“インターネット上のビデオレンタル屋” みたいなもの。

テレビ放送ではできない映像の一時停止や巻き戻し、早送りなどの操作もできるし、レンタルビデオのように返却の必要がないのでかなり便利。
外出先でもスマホやタブレットで視聴できるから、忙しくてテレビを見る時間が取れない人でも、スキマ時間に話題のドラマを見ることができます。

できるだけ家から出たくない引きこもりタイプの人にはもちろん、出かけることが多い人にとっても、VODは、なくてはならないサービスなのです。

主なVODサービス

dTV、dアニメストア、U-NEXT、FODプレミアム、hulu、NETFLIX、スポナビライブ、wowow、ビデオマーケット、ビデオパス、GYAO!、TSUTAYA TV、Rakuten TV、AbemaTV、ニコニコ動画、Amazonプライムビデオ

基本はストリーミング再生だけど、ダウンロードできるVODもある。

VODでの動画視聴は、どんな仕組みになっているのかを簡単に説明します。

多くのVODサービスでの動画視聴は、ストリーミング形式を採用しています。
ストリーミングとは、動画ファイルをダウンロードしながら同時に再生を行なう機能のこと。 同時再生することにより、ダウンロードに必要な待ち時間を大幅に短縮することができるんです。

たとえば、2時間の映画をPC上にダウンロードすると、どんなに速くてもダウンロードが完了して視聴できるまでに数分間はかかります。
VODは、ストリーミング機能のおかげで、たとえ数分間といえども無駄に待つ必要なく、クリックするとすぐに動画が再生できるのです。

とはいえ、外出先やネット環境が無い場所で視聴したい場合は、ダウンロード機能もあると便利。
事前にwi-fiがあるところで作品をダウンロードしておけば、ネット環境が無くても好きなタイミングで視聴することが可能になります。

VODによっては、ダウンロード機能を提供しているところもあるので、ネット環境のない所で視聴することが多い人は、ダウンロードできるVODを選んだ方が良いですね。

ダウンロード機能があるVOD

dTV、dアニメストア、NETFLIX(一部作品)、U-NEXT、ビデオパス など

テレビでの視聴もできるVODが多い。

現在、多くのVODは、PCやスマホなどだけでなく、テレビでの視聴もできるようになっています。

シャープAQUOSや、パナソニックVIERAシリーズなどVOD対応テレビの他にも、Chromecast やAmazon Fire TVといった接続デバイスがあれば、簡単に映画やドラマをテレビの大画面で楽しめます。

テレビで視聴できるVODサービス

dTV、dアニメストア、U-NEXT、GYAO!、NETFLIX、ビデオマーケット、Amazonプライムビデオ、スポナビライブ、hulu、AbemaTV、ニコニコ動画 など


VOD豆知識: 4Kコンテンツは、VODが主流となるかも。

4Kとは、フルハイビジョンのちょうど4倍の画素数を持ち、超高画質の鮮明な画像のこと。
その超高精密な4K画像を視聴できるテレビが今、売れています。
現在、テレビ販売数の約50%は、4K対応テレビで占められているそう。

現在の地デジ放送(一般的なテレビ放送)も4Kテレビで見ると、かなり鮮明でキレイな画質になります。

ただ残念なことに、少なくとも今後10年は、ネイティブ4K番組(4K専用に作られた番組)を地上波テレビ放送で見ることはできないと言われています。
なんでも、「UHF帯」という電波帯域の容量の空きがなくて、新たな帯域を増やさない限り、地上放送で4K作品を扱うことができないのだそう。

そのため、ネイティブ4Kの番組やコンテンツの多くは、VOD形式で広まっていくだろうと言われていて、すでに現在でも、ひかりTVやNETFLIXなど一部のVODでは、4Kコンテンツの配信サービスが始まっています。

今後、現実かと見まがうほど繊細な画像で映画やドラマを楽しめるのかと思うと、ワクワクしますね。

VODサービスそれぞれに特徴がある。

ネット環境が普及した現在では、VODサービスも数多くあります。

「どれも似たり寄ったり?」 と思いきや、詳しく中身を見てみると、扱っている作品ジャンルに強み弱みがあったり、料金体系に違いがあったり、ダウンロード機能の有り無しなど機能面での違いがあったり・・・と、それぞれに個性があります。

例えば、アメリカから日本進出したhuluNETFLIXは、海外作品に強く、巨額を投じて質の高いオリジナル作品も制作・配信しています。
huluは海外ドラマの人気作品をリアルタイム配信しているのも大きな特徴。

テレビ局運営するFODプレミアムは、日本ドラマに強く、見逃し配信も豊富です。
見放題作品が多く利用料の安いAmazonプライムビデオは、コスパの面で最高。

他には、動画だけでなく、大量の雑誌が読み放題というメリットがあるU-NEXTやFODプレミアム、ミュージックビデオやライブ映像など音楽ジャンルに強いdTV、アニメやスポーツに特化したdアニメストアスポナビライブも人気があります。

ここ数年で一般的に浸透してきたVOD。

テレビを流し見しながら、同時にスマホでVODを視聴したり、テレビ放送のドラマはリアルタイムで視聴せずに、あとでVODで2倍速再生して時間を節約する、なんて人もけっこういるのではないでしょうか?

私も、もはやテレビドラマをテレビではなくVODで見ることにしています。
テレビよりも操作性に優れたVODは、時間がないけど早くドラマの続きを知りたい時(二倍速で再生!)や、通勤時間を有効活用したい時(ダウンロードして再生!)、かなり役立ちます。
もちろん、休日には、大好きなドラマや映画をゆっくりと思う存分楽しんでいます。

自分に合ったVODを選べば、充実した毎日を送れること間違いなしですよ。