この記事で分かること
日本のほぼ全てのVODを実際に利用してみた経験から、実際にdtvのメリット・デメリット、他のVODとの違いを解説していきます。
dtvを利用するか検討している方の疑問を解決します。
dtvはNTTドコモが提供しているVODサービスですが、ドコモユーザーでなくても誰でも入会することが出来ます。
dtvは他のVODと比べてどんなところが良くて、どんなところがイマイチか。
VODサービスを検討する上でチェックするべきポイント下記について詳しく解説します。
- 料金
- 作品数と更新頻度
- 画質
- 対応デバイス
- サービス面
※データは2019年3月のものです。
※2018年1月からドコモは新しく、dtvチャンネルというサービスも開始しました。こちらはdtvと違って、ライブ放送のみの番組表が決まっているテレビ放送のようなサービスです。dtvとdtvチャンネルの違いは下記の記事で詳しく解説していますので、合わせて参考ください。
目次
dtvの利用料金
月額利用料 | 500円 ※dtvチャンネルとセットで980円 |
無料期間 | 初回申込から31日間 |
dtvは月額500円とVODサービスの中では安い価格帯で提供されています。
同じ価格帯だと、Amazonプライム・ビデオの400円、NETFLIXのベーシックプラン650円が比較対象になるでしょう。
では、次は肝心の配信作品について解説します。
dtvの配信作品を徹底調査
VODを選ぶ上で一番気になるのが、「見たい作品が沢山あるかどうか」ですね。
dtvの得意なジャンル、苦手なジャンルを知ることで、自分に合ったVODかどうかがわかります。
dtvでは、500円で見放題の作品と、個別に課金して一定期間だけ視聴できるレンタル作品の2つがあります。
課金して見るなら、どこのVODを利用しても変わりませんので、ここでは下記のように見放題の作品のみを表示してカウントしていきました。
海外(西洋)ドラマ
海外(西洋)ドラマは154タイトルが見放題です。レンタルも含めると504タイトル配信されています。
人気ドラマで見放題なのは、ウォーキング・デッド、GRIMMグリム、シカゴ・ファイア、HEROES、プリズン・ブレイク、Twenty Four、華麗なるペテン師たち。クリミナル・マインドはシーズン1だけ見放題です。
有名タイトルはあまり見放題作品に含まれていないですね。Amazonプライム・ビデオ、NETFLIXの方が沢山の人気作品が見放題です。
他のVODと比較しても配信数が少ないので、海外ドラマ好きには他VODと比べて満足度が低いかもしれません。
国内ドラマ
国内ドラマは105タイトルが見放題です。レンタルも含めると157タイトル配信されています。
他のVODと比較しても少なめですね。
国内ドラマ好きならU-NEXTやテレビ局系VODの方がいいでしょうね。
今日から俺は!!、救命病連24時、獣になれない私たち、海月姫、地味にスゴイ!校閲ガール、家売るオンナ、MOZU、GTO、勇者ヨシヒコシリーズ、トクボウ、dele、闇金ウシジマくん、孤独のグルメ、ダブルフェイス、丈野の花、白夜行、アンフェアなどがあります。
韓流・華流ドラマ
韓流・華流ドラマは126タイトルが見放題です。レンタルも含めると200タイトル配信されています。
2016-2017年あたりの新しめの作品もありますね。
U-NEXTには及びませんが、他のVOD(Amazonプライム・ビデオ、netflix、huluなど)とは同程度の品揃えです。
洋画
dtvでは洋画は840タイトルが見放題です。レンタルも含めると2200タイトル配信されています。
2015年以降の興行収入の高かった作品はほぼ無いです。マンマ・ミーアとイットくらいですね。
そういう意味では見放題の本数自体はAmazonプライム・ビデオと同程度ですが、満足度はdtvの方が低いと思います。
見放題以外のレンタル料金も標準200~400円、HD300~500円と高め。
メインは1995-2005年あたりの作品が多いですが、かなり古い作品も多く、モノクロ作品も100本以上あります。
ただ他のVODと違うのは、dtvは作品の入れ替え更新が毎月行われます。結構な本数が入れ替わるので、無料視聴がその月の月末までという作品も多くあります。
毎月沢山入れ替わるので、人気作品自体が少ないとはいえ見たい作品見つかる可能性が上がるので、そこは良い点ですね。
映画に関しては、「新作はあまり見ないで、見放題作品の中から面白そうなものを探して楽しむ」という使い方になるかと思います。
邦画
dtvでは邦画は350タイトルが見放題です。レンタルも含めると700タイトル配信されています。
邦画ジャンルも、興行収入の高かった2015年以降の新しめの作品はあまり配信されていません。
本能寺ホテル、ロクヨン、闇金ウシジマくん、海街diary、劇場版MOZU、東京喰種、蛇にピアス、深夜食堂、大奥、殿・利息でござる!、人狼ゲーム、GOEMON、着信アリ、家族はつらいよ、リアル鬼ごっこなどが配信されています。
邦画好きなら、U-NEXT、Amazonプライム・ビデオ、hulu、NETFLIXを選んだほうが満足度が高いと思います。
バラエティ&ドキュメンタリー
dtvのバラエティジャンルには、バラエティ作品とドキュメンタリー作品の両方があり、170タイトルが見放題です。レンタルは5タイトルのみです。
そのうちドキュメンタリーは70作品ほど。BBCやナショナルジオグラフィックなどの海外ドキュメンタリー番組です。
バラエティ番組は100作品ほどです。
8時だよ全員集合、サンドウィッチマンのライブツアー、NOGIBINGO!、TRFによるダンスレッスン動画などがあります。
オリジナル作品は、トゥルルさまぁ~ず、サンドウィッチマンのぶらり即席の旅、内村写真部、毎日ドッキリVS出川、がんばれ!エガちゃんピンなど芸能人を起用した作品が一部ある。
その他はムービーコミックという形で、漫画の画を使用したパラパラムービーのようなものがあります。
アニメ
dtvのアニメは430タイトルが見放題です。レンタル作品を含めると600タイトルが配信されています。
アニメTV番組とアニメ映画があります。
新しいテレビ番組としては、JOJO4部、JOJO5部、転生したらスライムだった件、FAIRY TAIL、はたらく細胞、銀魂などが配信されています。
ただしソードアート・オンライン、ゴブリンスレイヤー、盾の勇者の成り上がり、SSSS.GRIDMAN、ラブライブ、アイドルマスターなど人気アニメがなく、見つからない番組も多いでしょう。最新作や中高生以上が楽しめる深夜アニメはほとんどありません。
同じ経営母体で「dアニメストア」というアニメ専門動画配信サービスがあるためだと思われます。そちらも月額400円(税抜)と利用料は安いので、アニメ専門で楽しみたい人はそちらがオススメ。
ただ、AmazonやNETFLIX、huluなどには無いテレビ見逃し配信がdtvにはあります。現在テレビ放送しているタイトルが放送後から期間限定で配信されます。
鉄板作品としては、るろうに剣心、ドラゴンボール、ルパン三世があります。
アニメ映画は、見放題が154作品ほど。アンパンマン、ルパン三世、ドラゴンボール、プリキュア、ガンダムの劇場版アニメ映画がメイン。他にはディズニーやDreamWorksなど海外アニメムービーがあります。
キッズ
dtvのキッズ向け作品は300タイトルが見放題です。レンタル作品を含めると450タイトルほどです。
ドラえもん、クレヨンしんちゃん、NARUTO、ドラゴンボール超、妖怪ウォッチ、名探偵コナン、ミッキーマウス クラブハウス、いないいないばあっ!、しまじろう、アンパンマン、戦隊モノ、おそ松さん、ハローキティ、知育系番組など。
他のVODと同程度の品揃えと満足度です。
有料作品はピクサー、ディズニーの子供向けアニメ映画が多いです。
ミュージック
dtvは、avexとの共同運営ということもあり、ミュージックジャンルの作品が非常に豊富です。
dtvの一番の魅力はミュージックジャンルといっても過言ではありません。
洋楽邦楽のPVやLIVE映像が数えきれないほどの本数揃っています。お気に入りのアーティストのPVやライブ映像を流しっぱなしにしておくことができます。
また、新生活応援ソング特集、寝る前に聴きたい夜のSEXYダンス、平成ミリオンヒッツなど、プレイリストが色々と見つかるので、出会ったことのない曲やPVが見つかることもあります。
また、カラオケ映像も大量にあるので、有名曲を流してカラオケ練習なんてことも可能です。
スマホアプリを利用すれば、YouTubeなどと違い、dTVはバックグラウンド再生でき、アプリを閉じても曲が中断しないので、かなり快適。曲を聴きながら、他の作業もできちゃいます。
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dtvの画質について
dtvの画質は、ふつう(200kbps)、きれい(500kbps)、すごくきれい(480p)、HD(720p)があり選べます。
720pであればすごくキレイとは言えませんが、タブレットやPC、テレビの大画面でも粗く無い画質なのでさほど問題ないでしょう。
尚、一部のコンテンツは4k対応しています。
画質に関しては、適当なYoutube動画を再生してみて、「歯車マーク」から、1080p、720p、480pと選択して見比べると、どのくらいの画質なのかわかります。
dtvの対応デバイス
せっかくのVODを利用するならスマホだけじゃなくて、テレビなどの大画面でも見たいですよね。そんなとき大事なのが、マルチデバイス対応かどうか。
dtvの動画は、パソコンやスマホ、タブレットだけでなく、テレビやゲーム機でも動画を視聴できます。
対応デバイスは下記の通り
- 対応テレビ
- Windows・Mac
- iOS・Android
- Amazon Fire TV /stick
- Chromcast
- Apple TV
- SmartTV dstick
(対応デバイス一覧)
ただし、複数同時視聴は出来ないので、家族で誰かが視聴しているときは、他のデバイスでは視聴できません。
また1アカウントで、登録できるデバイスの台数は5台までになっています。
dtvのサービス内容、お得な使い方
dtvのサービス内容や機能としては大きく2つあります。
ダウンロード視聴は作品によって可能
スマートフォンでdtvアプリを利用していれば、作品の画面にDLボタンがありますので、WIFI環境でダウンロードしておいて外出先で見ることで、携帯電話データ通信量を抑えることができます。
詳しい使用方法は下記の記事を参考にしてください。
ザッピングUIが作品検索に便利
dTVは、2015年のリニューアル時に検索機能改善にかなり力を入れました。
「ザッピングUI」と呼ばれるインターフェイスを採用し、テレビのようにチャンネルを切り替える形でコンテンツを選択できたり、ユーザーの視聴履歴から「オススメ作品」を紹介したりしてくれるようになったのです。
スマホやタブレットなどでは、アプリを立ち上げてフリックしていくだけで、視聴したい作品が次々に表示され、予告編が再生されます。
面白そうな作品に出会えるだけでなく、操作がものすごくラク。 スマホで動画検索してるだけで疲れた・・・なんてことになりません。
dtvチャンネルと同時加入で300円お得に
dtvチャンネルは、ライブ放送のみの番組表が決まっているテレビ放送のようなサービスです。
WOWWOWのインターネット版みたいねイメージですね。でもネットで視聴できるので、アンテナや機器の設置などは不要です。
2019年3月時点では31チャンネルがあります。
dtvチャンネル単体だと月額780円ですが、dtvとセットプランだと980円になるので月額300円お得になります。
プラス500円で31チャンネル見放題になるので、チャンネルに好みに合いそうなものがあれば、結構お得ですね。
dtvチャンネルの詳細は下記の記事で紹介しています。
dtvの特徴 まとめ
まとめとしては、dtvは、下記のような人にオススメのサービスかと思います。
- 音楽が好きでミュージックビデオ・ライブ映像・カラオケ映像を沢山楽しみたい
- dtvチャンネルに好きなチャンネルがある
料金が500円と安いところも大きなメリットですが、Amazonプライム・ビデオも400円なので、作品数の多さとクオリティから安さで選ぶならamazonのほうがオススメです。
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利用料金の支払い方法について
dtvの利用料金は、クレジットカード決済、ドコモケータイ決済から選べます。
ドコモユーザー出ない人は、クレジット契約になりますね。
あわせてチェックしたいVODサービス
現在VODサービスは複数ありますが比べてみると、それぞれサービスの特徴が異なるので、自分にぴったりなVODを探しましょう。
どのサービスも2週間~1ヶ月間、無料視聴できます。全て試してみてもいいですね。