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[VODレビュー]アクトビラのサービス内容を徹底評価

この記事で分かること

様々なVODサービスを利用している筆者の観点から、アクトビラのメリット・デメリット、他のVODとの違いを解説していきます。

アクトビラを利用するか検討している方の疑問を解決します。

アクトビラは、「WOWOW」「パナソニック」「ソニー」などが出資した株式会社アクトビラによって運営されるVODです。

テレビでの視聴をメインとしたVODサービスで、利用するには、アクトビラに対応しているテレビまたはレコーダーが必要となります。

VODサービスを検討する上でのチェックポイント下記について詳しく解説していきます。

  • 料金
  • 作品数と更新頻度
  • 画質
  • 対応デバイス
  • サービス・機能

※データは2019年4月のものです。

 

アクトビラのプランと料金

利用料
  • 個別課金(PPV):108~540円/1本 48時間
  • 見放題パック:972~1080円/月
無料期間GAGAシネマパックのみ加入月無料
配信本数82,000本以上

アクトビラでは動画単体のレンタル(PPV)がメインになっていて、オンデマンド配信82,000本の大半はレンタル視聴です。

動画1本ごとに課金を行い、決められた視聴期限(多くは48時間)に何度でも再生可能です。

アクトビラの見放題プランは6つ

見放題パックは6プランあります。

  1. HNK見逃し見放題:972円
    NHKの全4チャンネル(総合・Eテレ・BS1・BSプレミアム)のほぼ全ての番組が、放送後から2週間配信
  2. NHK特選見放題:972円
    NHKの過去に放送された番組から約6,000本が見放題。大河ドラマやドキュメンタリーが豊富
  3. ディスカバリー見放題100:1,080円
    ディスカバリーチャンネルの100番組が見放題
  4. GAGA★シネマ:972円
    GAGAシネマから映画30本が見放題。ラインナップは月1更新
  5. カラオケJOYSOUND歌い放題:1,008円
    カラオケJOYSOUNDが歌い放題(別途マイクが必要)
  6. カラオケJOYSOUND演歌歌い放題:756円
    カラオケJOYSOUNDの演歌が歌い放題(別途マイクが必要)

NHKのプランは、NHKオンデマンドで直接加入しても、アクトビラ経由で加入しても料金や動画数に違いはありません。

 

次はアクトビラの作品の品揃えについて解説します。

アクトビラの配信作品

前述の通り、アクトビラではほとんどの作品が個別レンタル課金ですので、まずレンタル作品の品揃えから見ていきます。

※ただぶっちゃけ、レンタル課金は、どのVODでもさほど料金が変わらず、どこで視聴しても大きな変わりは無いので、軽く触れる程度で。

アクトビラでレンタル課金できる作品

洋画は2000本。アメリカだけでなくフィンランド、ドイツ、オーストラリア製作の映画やドラマも配信しています。他ではあまり観られないような珍しい作品もあり、ラインナップは個性的です。逆に言うとメジャー作品はかなり少ないです。

邦画は1,000本。劇場版アニメもあります。メジャー作品もありますが、こちらもマイナー作品が豊富です。

海外ドラマは70タイトル。こちらもマイナー作品メイン。メジャー作品は、ブレイキング・バッド、シャーロック、ダメージくらい。

国内ドラマは841タイトル。各TV局制作のドラマがあって豊富な品揃えです。ただし1話300円など値段設定が高いので注意です。3話も購入するなら、他のVODで一気に見ちゃったほうが安上がりです。

バラエティは30タイトル。水曜どうでしょう、ゴッドタン、マツコの知らない世界など。「1話だけ見たい回がある」とか以外は、見放題のVODで見たほうが安上がりです。

ドキュメンタリーは338本。ディスカバリーチャンネルやNHKのものが多いです。

音楽は32本。国内アーティスのライブ映像メインです。

その他には、アイドルや趣味、スポーツなどが数本ずつ配信されています。

NHKオンデマンド見放題パックの作品

NHKオンデマンドパックは、見逃し見放題と特選見放題の2プランがあります。もちろん両方入ることも可能。

見逃しは、放送された番組ほぼ全てが2週間配信されます。

特選は、過去の約6,000本が見放題です。放送中の番組は、見逃し配信2週間終了後に特選に追加されます。大河ドラマやNHKドキュメンタリーが見たい人におすすめです。

NHKオンデマンドに直接加入すると、テレビでの視聴ができないのですが、アクトビラ経由だとテレビで視聴できるのがメリットです。しかし逆にアクトビラ経由だと、スマホ/PCでの視聴NGの動画が多いのがデメリットです。注意しましょう。

NHKオンデマンドに加入するなら、U-NEXT経由が一番お得なのでおすすめです。

NHKオンデマンドを観るならU-NEXTを選ぶべき3つの理由NHKオンデマンドは、直接加入する以外に、ケーブルテレビ経由で加入する方法やVOD経由で加入する方法があります。 「NHKオンデマ...

ディスカバリー見放題100の作品

ディスカバリーチャンネルの動画100本が見放題になります。

他のVODでもディスカバリーチャンネルの番組が100本以上見放題のところはほとんど無いので、ファンの人は加入していいと思います。

GAGAシネマ見放題の作品

ギャガ株式会社が配給している映画が毎月30本入れ替わり見放題になります。

ハリウッドのメジャー映画などは無く、マイナー作品のみになります。

ギャガ配給作品に好きな映画が多い人には入ってもいいかもしれません。

アクトビラの画質

アクトビラには「4Kアクトビラ、アクトビラ ビデオ・フル、アクトビラ ビデオ」と3つの画質があり、利用している機器によって自動的に振り分けられるようです。

それぞれの画質は、

  • 4Kアクトビラ:4K画質
  • アクトビラ ビデオフル:12Mbps(FULL HD1080p以上の画質)
  • アクトビラ ビデオ:6Mbps(FULL HD1080p)

対応機器の型番は公式サイトに掲載されていますが、日本の量販店で購入できるほとんどの機種は「ビデオフル」に対応していますので、基本的にはかなり高画質のFULL HD以上で視聴可能です。

4K対応のテレビやレコーダーを持っていれば、手軽に4K映像を楽しむことができますが、結構最新の機器でないと対応していないですね。

参考:アクトビラ 対応機器

アクトビラの機能について

アクトビラは機能が非常に古く、スマホ時代に追いついていないと言えます。

テレビでの視聴が前提条件。PC・スマホだけでは利用できない

アクトビラを視聴するには、まず始めにテレビとインターネットを繋ぐ必要があります。

ネットに繋がるPCやスマホがあればすぐに視聴できるわけではないのです。

PCやスマホで観る場合は、まずテレビの設定をしてから、テレビ画面上でPC用のIDとパスワードを設定し、その後PC・スマホ用のアプリをダウンロードしてようやく視聴することができます。

HuluやU-NEXT、dTVなど他のVODは、PCやスマホから申し込むとすぐに利用できることを考えると、アクトビラはちょっと手間がかかり面倒ですね。

しかも、ほとんどの動画が「スマホ/PC NG」になっています。基本はテレビでしか視聴できないと理解しておきましょう。

動画ダウンロード視聴や録画は不可

他のVODのようにスマホアプリを利用して、WIFI環境で動画をダウンロードしておいて、オフライン環境で視聴することはできません。

スマホで視聴可能な動画の場合は、携帯電話回線データ通信量に注意しましょう。

また、レコーダーに接続してアクトビラを視聴する場合でも、動画の録画はできません。

動画の再生機能が使いづらい

動画再生途中にデバイスを変えた時、続きからの視聴ができず、また冒頭から再生が始まってしまいます。

例えば、テレビで途中まで見ていた映画の続きをスマホで観ようとした場合、続きからの再生になりません。最初にスマホ、次にテレビという逆パターンでも、同じく冒頭からの再生になってしまいます。

さらに、動画の早送り・巻き戻しは不可です。。。

支払い方法はクレジットカード

個別動画レンタルと月額見放題パックの支払いは、クレジットカードを利用する形になります。

アクトビラ公式サイトへ

 アクトビラの特徴 まとめ

正直なところ、2019年時点でアクトビラを利用するメリットはほとんど無いと言えます。

「ChromecastやApple TV、VOD対応テレビを持って無くて、どうしても動画を一本だけテレビで見たい」や「見たい作品がアクトビラでしか見つからなかった」という場合にのみメリットがあると思います。

それ以外の人は、お好きなジャンルに強いVODに加入した方がいいでしょう。

あわせてチェックしたいVODサービス

どのサービスも無料視聴できます。全て試してから決めるのもアリ。
U-NEXTでも4K作品を配信しています。